×

日米防衛相 北朝鮮の警戒レベル維持で一致

2013年4月30日 9:53

 アメリカを訪問している小野寺防衛相はヘーゲル国防長官と会談し、ミサイル発射の構えを見せる北朝鮮への対応などについて意見交換した。

 会談後の共同会見で小野寺防衛相は、日米間で情報を共有した結果、北朝鮮に対する警戒レベルを下げない考えを示した。

 小野寺防衛相は「今のところ北朝鮮の警戒レベルを下げるという情報には接していない。引き続き警戒監視をしていく」と話し、両大臣は今後も北朝鮮問題で緊密に連携していくことで一致した。

 また、沖縄・尖閣諸島について、両大臣は日米安全保障条約の適用範囲内であること、中国による日本の施政権を脅かす行動には反対していくというアメリカの立場を確認した。

 ヘーゲル国防長官「アメリカは、日本の施政権を脅かそうとする、いかなる一方的で威圧的な行動にも反対する」

 また、沖縄県民からの反発が根強い新型輸送機・オスプレイについて、今年夏に新たに12機を普天間基地に追加配備する方針で一致した。

 安倍政権発足後、初めてとなる日米防衛相会談は、日米同盟の連携強化を強くアピールするものとなった。