他都市に敬意払って招致活動続ける~猪瀬氏
東京都の猪瀬知事が2020年夏のオリンピック招致を巡り、他の立候補都市を批判する発言をしたと報じられた問題で、猪瀬知事は30日、「不適切な発言は訂正し、おわびしたい」と謝罪した。
この問題は、アメリカの有力紙「ニューヨークタイムズ」が26日付の記事で、猪瀬知事がライバル都市のトルコ・イスタンブールについて、「イスラム諸国が唯一共有しているのはアラーだけで、互いにケンカばかりしている」と発言したと報じたもの。
猪瀬知事は30日、急きょ都庁で釈明を行った。
「イスラム圈でケンカしているところもあるねという風に言いましたので、それはやはり不適切な発言であると思いまして、訂正したいと。IOC(=国際オリンピック委員会)の行動規範である他都市を批判しないと、そういうきちんとした行動規範にのっとって、これからきちんとやっていきたい」-猪瀬知事はこのように述べ、今後は他の都市に敬意を払いながら慎重に招致活動を続けていく姿勢を示した。