ＫＤＤＩとソフトバンクの携帯電話２社は、昨年度の業績を発表した。スマートフォンの販売増加などを背景に、いずれも営業利益が過去最高となった。

　ＫＤＤＩの去年４月から今年３月までの本業のもうけを示す営業利益は、前年比７．３％増の５１２７億円となり、過去最高を更新した。「ｉＰｈｏｎｅ」などのスマートフォンの販売が好調だったことや、「ａｕひかり」などの固定回線とスマートフォンをセットで契約するとスマートフォンの料金が割引になるサービスが顧客の拡大につながり、増収増益となった。

　一方、ソフトバンクも営業利益が前年比１０％増の７４５０億円となり、８年連続で過去最高を達成した。また、今年度の営業利益は１兆円以上を見込んでいて、業界最大手のドコモが見込む８４００億円を上回る目標を掲げている。