相次ぐトラブルで運航停止になっていたボーイング７８７について、全日空は、改良したバッテリーの安全性を確かめる確認飛行を行うとともに、６月１日に営業運航を再開すると発表した。

　全日空のボーイング７８７は、２８日午前９時頃、羽田空港を離陸した。運航停止以来、７８７型機が国内の空を飛ぶのは初めて。これは、出火を防ぐなどの改善策をとったバッテリーが安全に機能するかなどを確認するもので、全日空の伊東会長やボーイング社のコナー社長も搭乗し、約１時間半で終了した。

　全日空は今後、全ての７８７型機で確認飛行を実施する。全日空は、営業運航の再開について６月１日を目標に準備を進め、５月には臨時便も検討しているという。