講和条約発効61年 「主権回復の日」式典
61年前の4月28日、サンフランシスコ講和条約が発効し、日本は独立を回復した。政府は28日を「主権回復の日」と位置づけ、東京の憲政記念館で政府主催の式典が行われた。
式典は天皇・皇后両陛下も出席されて行われ、安倍首相が式辞を述べた。
安倍首相「本日をひとつの節目とし、これまで私たちがたどった足跡に思いをいたしながら、未来へ向かって、希望と決意を新たにする日にしたいと思う」
安倍首相はまた、講和条約発効後もアメリカの施政下に置かれ、主権回復が遅れた沖縄・小笠原・奄美についても言及し、特に沖縄については「私は若い世代の人に特に呼びかけつつ、沖縄が経てきた辛苦に深く思いを寄せる努力をすべきだと訴えようと思う」と述べた。
ただ、沖縄・仲井真県知事は「政府の言うような記念的な行事にはなりにくい」として28日の式典を欠席し、代わりに副知事が出席した。