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拉致被害者、16年分の署名を首相に手渡す

2013年4月27日 18:20
拉致被害者、16年分の署名を首相に手渡す

 北朝鮮による拉致被害者の救出を訴える集会が27日、都内で開かれ、家族が16年間の活動で集めた1029万人分の署名を安倍首相に手渡し、改めて一刻も早い問題解決を求めた。

 集会には安倍首相も出席し、「皆さんも家族をその手で抱きしめる日が来るまでは、私の使命は終わらない」と拉致問題解決への意気込みを語った。

 また、拉致被害者の横田めぐみさんの父親・滋さんが16年にわたり集めてきた1029万人分の署名を安倍首相に手渡し、「この重みを感じて一日も早く拉致被害者を救出してほしい」と改めて求めた。

 拉致被害者の曽我ひとみさんは、一緒に拉致され、いまだ帰国を果たせていない母・ミヨシさんについて「82歳になる母の事を考えると、いてもたってもいられなくなる」と語り、被害者も家族も残された時間が限られていると呼び掛けた。