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中国海軍高官、新たな空母の保有計画を表明

2013年4月25日 1:44

 去年、初めて空母を就役させるなど、海軍力の増強を進めている中国の人民解放軍の高官が23日、新たな空母の保有計画を明らかにした。

 国営の新華社通信によると、中国海軍の宋学副参謀長は23日、「中国の空母は1隻にとどまらない」と述べ、去年9月に就役した空母「遼寧」に続き、新たな空母を保有する計画を明らかにした。

 宋副参謀長は「海洋権益保護のニーズに基づいて空母の規模を決める」とした上で、多くの艦載機を搭載するために「遼寧」よりも大型にする考えを示した。ただ、具体的な建造時期は明らかにしていない。

 また、近いうちに中国に駐在する海外の軍関係者を「遼寧」の見学に招くと述べていて、軍備増強を懸念する国際世論を受け、透明性をアピールする狙いもうかがえる。