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地滑り現場を市長と知事が視察 浜松市

2013年4月25日 15:56
地滑り現場を市長と知事が視察 浜松市

 大規模な地滑りが起きている静岡県浜松市天竜区では、土砂が川の一部をせき止めているため、24日の雨で一時は応急のバイパス水路を水が流れたが、25日は水位が下がりつつある。

 県と市の現地調整所が設置され、25日午前9時頃、鈴木康友市長が視察に訪れ、「住民の安全確保に努める」と話した。また、川勝平太知事も訪れ、「人的被害がなかったことを評価している。国や市と協力して最大限の支援を行いたい」と話した。

 県では、無人ヘリコプターで崩れた斜面の状況を調べている他、測量で応急の水路の強度などを調べた。また、地滑りが起きた茶畑の上から目視で調査をしたり、ボーリングを行ったりして地層の状況を確認した。

 25日正午過ぎには斜面左側がガラガラという音を立てて崩れ落ちるなど危険な状態が続いている。現在も崖の両サイドで1時間につき4~6ミリ前後の変位が確認され、いつ崩壊してもおかしくないという。