２３日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は手堅い企業決算を反映して前日に続き値を上げた。終値は前日比１５２ドル２９セント高の１万４７１９ドル４６セントだった。

　アメリカは現在、企業の決算発表のシーズンに入っていて、この日はアップルなどの内容が好調だったことから、全体の株価の値上がりにつながった。市場関係者によると、現在は世界の市場で株取引が低調なこともあり、アメリカの株式市場に金が集まりやすくなっているという。

　また、例年５月から夏にかけて相場が弱含む傾向にあり警戒感が広がるが、今年のニューヨーク株式市場は景気回復への期待感も高いので、投資家の強気は変わらないと指摘する声も上がっている。

　ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比３５．７８ポイント高の３２６９．３３で取引を終えている。