×

将棋電王戦、人間が1勝3敗1分で負け越し

2013年4月21日 2:49
将棋電王戦、人間が1勝3敗1分で負け越し

 20日、現役のプロ棋士と、コンピューターの将棋ソフトによる初の団体戦「電王戦」の最終局が行われ、コンピューター側が勝利し、プロ棋士側の負け越しが決まった。

 人間とコンピューター、どちらが強いのかを将棋で争う電王戦は、プロ棋士側の1勝2敗1引き分けで、20日の最終局を迎えた。上位10人のみが所属するA級ランクのトッププロの1人、三浦弘行八段と、コンピューター将棋界で世界1位の「GPS将棋」との対局となった。GPS将棋は、東京大学内のパソコン約670台をつなぎ、1秒間で2億手以上を計算するという。

 午前10時に始まった対局は、約7時間後に三浦八段が投了。GPS将棋が勝利し、人間側の負け越しが決まった。

 三浦八段「どこでミスをしたのか、判断に誤りがあったのかわからない」「相手が強かったから、しょうがないですけど」

 日本将棋連盟・谷川浩司会長「今回の対局を、棋士生活にプラスにつなげていってほしい」