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旭化成・吉野彰氏に“露のノーベル賞”

2013年4月19日 21:09

 リチウムイオン電池を開発した「旭化成」フェロー・吉野彰氏が、「ロシアのノーベル賞」ともいわれている「グローバルエネルギー賞」を受賞することが決まった。

 グローバルエネルギー賞はエネルギー分野で功績のあった研究者をたたえるロシアの賞で、今年の受賞者には、吉野氏とロシアの科学者の2人が選ばれた。

 旭化成によると、吉野氏は現在のリチウムイオン電池の原型を世界で初めて開発し、ノート型パソコンや携帯電話などのモバイル情報通信機器の他、電気自動車の普及に貢献したという。

 吉野氏は、賞金として5000万円以上を受け取る予定。授賞式は6月にロシアのサンクトペテルブルクで、プーチン大統領も出席して行われる。