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福島原発廃炉を検証 IAEA調査団が来日

2013年4月15日 21:25
福島原発廃炉を検証 IAEA調査団が来日

 福島第一原発の廃炉に向けた取り組みが適切に行われているかを検証するため、IAEA(=国際原子力機関)の調査チームが来日し、15日から関係者への聞き取りを始めた。

 IAEA調査チームのファン・カルロス・レンティッホ団長「今回の第一目的は、廃炉への戦略や計画の総合的な評価です。サイト内の汚染水の管理も注目しています」

 調査チームは、廃炉を専門とするメンバー13人で構成され、15日から東京電力と経済産業省の関係者から聞き取りを始め、廃炉に向けた取り組みが適切かどうかなど検証を始めている。

 さらに17日からは福島第一原発の現地調査を行い、22日に評価結果を公表する予定。

 IAEAが廃炉作業の検証を目的として調査チームを送り込むのは今回が初めてで、国と東京電力は評価結果を今年6月に改定される廃炉計画に反映させる方針。