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中国鳥インフル 14人感染、死者5人に

2013年4月5日 0:29

 中国で次々と感染が見つかっている「H7N9型」の鳥インフルエンザ問題で、4日、上海市で新たな感染による死者2人が確認された。これで感染者は14人、うち死者5人となった。

 上海市政府は4日、市内で3日に死亡した48歳の男性ら2人がH7N9型の鳥インフルエンザに感染していたことを確認したと発表した。このうち、48歳の男性は、鶏などを運ぶ仕事をしていたという。

 また、上海市では4歳の子供を含む2人が感染した他、浙江省でも64歳の男性の感染が確認された。中国国内ではこれまでに14人が感染し、そのうち5人が死亡したことになる。

 また、中国農業省は4日、上海市内の卸売市場で採取したハトのサンプルからH7N9型のウイルスを検出したと明らかにした。鳥など、動物からこのウイルスが見つかったのは初めてのこと。

 感染の広がりを受け、北京の日本大使館や上海の総領事館は、中国に滞在する日本人に対して、メールマガジンなどを通じて、手洗いなどを徹底し、鳥や家畜に近づかないよう呼びかけている。