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運転延長の原発は「特別点検」を~規制委

2013年4月3日 22:27
運転延長の原発は「特別点検」を~規制委

 原子力規制委員会は3日、40年を超えて原発を運転する場合、電力会社に対して原子炉などの設備の劣化をこれまで以上に詳しく調べる「特別点検」の実施を求める方針を示した。

 国内の原発の運転期間は原則40年と定められているが、規制委員会が認めれば、1回に限り、最長20年まで延長することが認められている。

 規制委員会は3日、運転を延長する場合には、超音波検査などで格納容器や圧力容器などの劣化状況をより詳しく調べる特別点検の実施を新たに電力会社に求める方針を示した。さらに、点検対象となる設備の範囲を広げ、延長期間でも常に最新の安全基準を満たすことも求めている。

 現在、全国にある原発50基のうち、3基がすでに運転期間が40年を超えている。