東日本大震災の影響で、他の基地で訓練を続けていた航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が３１日、宮城・松島基地に約２年ぶりに帰還した。

　ブルーインパルスは所属する松島基地の施設などが震災の津波で被害を受けたため、これまで福岡県の基地で訓練を続けていたが、このほど、格納庫を含む最低限の設備が復旧し、パイロットら隊員が約２年ぶりに帰還した。

　基地内で開かれた式典では、田中公司隊長が小野寺防衛相ら出迎えた関係者を前に帰還を報告した。

　ブルーインパルスは近く、松島基地での飛行訓練を再開する予定。