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維新の会、共同代表同士が“テレビ”対談

2013年3月31日 0:56
維新の会、共同代表同士が“テレビ”対談

 日本維新の会は30日、結党以来初めての党大会を大阪市内で開催し、今年の参議院選挙に向けて政権与党の過半数割れを目指す方針を確認した。

 「日本維新の会、何でもかんでも反対の野党なんてバカげたことはやろうと思っていません。ただ、安倍首相がやろうとしても、菅官房長官がやろうとしても、今の自民党ではやりきることができません」-橋下共同代表は冒頭、安倍首相の経済政策などを評価する一方で統治機構を変える必要性を訴え、自民党との対立軸を示した。その上で、「憲法の改正」などを柱に掲げた党の綱領を決議するとともに、夏の参院選に向けて「政策を共有する政党との選挙協力を進める」ことを確認した。

 また、30日午後には、体調不良で入院していた石原共同代表が、東京からテレビ会議システムを使って橋下共同代表と対談を行った。

 石原共同代表「維新の会の存在理由を世の中に問う非常に大事な機会だと思うし、いい成果をあげないと日本は維新ができないね。やっぱり参議院選挙のね、シンボル、象徴になるのはあなたの去就ですぞ」

 橋下共同代表「いやいやいやいや。石原代表、またそういうこと言うとあれですから」

 また、大会では参院選の1次公認候補者33人が発表され、引き続きみんなの党との選挙協力を進め、自民・公明両党の過半数阻止を目指すという。しかし、政策ごとの「是々非々」を唱える維新の会が政策が近い自民党と今後、どう差別化を図っていくかが夏に向けた課題となりそうだ。