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南北関係は戦時状況に入った~北朝鮮が威嚇

2013年3月30日 13:08

 北朝鮮は30日、「南北朝鮮の関係は戦時状況に入った」と表明し、アメリカや韓国を威嚇した。

 「この時刻から南北(朝鮮)関係は戦時状況に入り、従って南北間の全ての問題は戦時に準じて処理される」-北朝鮮は30日午前8時頃、政府、政党、団体による「特別声明」を朝鮮中央放送で発表し、「アメリカや韓国が軍事挑発を行えば、全面戦争、核戦争へと広がる」と警告した。

 北朝鮮はすでに休戦協定の白紙化を宣言した他、金正恩第1書記が29日、ロケット部隊に射撃待機状態を指示するなど、連日緊張をあおっている。

 一方、韓国統一省は「30日の声明は一連の挑発、威嚇の一つ」と分析している。統一省によると、北朝鮮は、南北が共同で事業を進める開城工業団地では韓国側関係者の出入りを認めていて、30日朝も78人が団地に入ったという。