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金第1書記が射撃待機指示 未明に作戦会議

2013年3月29日 13:15

 北朝鮮の国営メディアは、金正恩第1書記が29日未明、緊急作戦会議を開催し、軍のロケット部隊に対し、アメリカ本土などをいつでも攻撃できるよう射撃待機状態を指示したと伝えた。

 朝鮮中央通信は、29日未明に開かれたという緊急作戦会議の写真を公開した。金第1書記の後ろには「アメリカ本土攻撃計画」と書かれた地図が掲げられ、アメリカの西海岸と東海岸まで線が引かれているのがわかる。

 金第1書記は会議で、アメリカ本土やグアム、韓国にあるアメリカ軍基地をいつでも攻撃できるよう、ロケット部隊が射撃待機状態に入るよう指示。写真を公開した背景には、北朝鮮のミサイルがアメリカ全土を射程に収めていると誇示する狙いがありそうだ。

 一方、韓国国防省は「作戦の指示は通常、秘密裏に行うものだが、公開することで威嚇の意図がある」と分析している。