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繁華街で防犯カメラ158台稼働 北九州市

2013年3月29日 22:34
繁華街で防犯カメラ158台稼働 北九州市

 北九州市の繁華街などで29日、新たに158台の防犯カメラが稼働した。飲食店関係者ら市民を狙った襲撃事件が相次ぐ中、犯罪を抑え込む効果が期待されている。

 防犯カメラの運用が始まったのは、北九州市小倉北区と八幡西区の繁華街など。設置された繁華街は暴力団が飲食店に立ち入ることを禁じる「標章」の掲示対象地区で、この標章を掲示する制度が始まった去年8月以降、北九州市では飲食店の関係者を狙った切りつけや放火が相次いだ。警察がパトロールを強化しているものの、繁華街に繰り出す人は一時、大きく減ったという。

 カメラは計158台で、映像は常時のモニターはせず、7日間保存した後、上書きされる。映像は北九州市が管理するが、原則、捜査機関以外には提供しないという。

 相次ぐ事件に「にらみ」を利かせる抑止力となるのか、その効果が期待されている。