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抗うつ薬6種類「使用上の注意」改訂指示

2013年3月29日 18:24

 厚労省は、一部の抗うつ薬について「子供への投与を慎重にすべき」として、「使用上の注意」を改訂するよう製薬会社に指示した。

 「使用上の注意」が改訂されるのは、「SSRI」や「SNRI」と呼ばれる新しいタイプの抗うつ薬のうち、レクサプロ、ジェイゾロフト、サインバルタ、ルボックス、デプロメール、レメロン、リフレックス、トレドミンの6種類。レクサプロは12歳未満、その他は18歳未満の患者への投与は慎重に検討すべきという記載が加わる。

 厚労省は「臨床試験で子供のうつ病への有効性が確認できなかったため」と説明している。ただし、これらの薬を服用している場合、自分の判断で中止したり、量を減らしたりすると錯乱や耳鳴りなどが起きることがあるため、医師の指示に従うよう求めている。