次世代のテレビ「スマートテレビ」は、放送と通信の連携によって新しいサービスが生まれ、テレビに新たな魅力が加わることが期待されている。こうしたサービスを実現するための技術的なルールが決まり、２９日、一般に公開された。

　一般公開されたのは、「放送通信連携システム仕様」など３つの技術仕様。放送と通信のそれぞれのサービスを連携させる方式などを規定している。総務省は、日本におけるスマートテレビの技術仕様が国際的にも標準規格になるよう働きかける方針。

　今後は、この技術仕様に基づき、テレビやスマートフォン、タブレットなどの端末で楽しむアプリケーションの制作が始まるとともに、放送・通信の連携を活用した新たなコンテンツが開発されることが期待されている。