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連携強化へ 陸自司令部が米軍施設に移転

2013年3月26日 21:21
連携強化へ 陸自司令部が米軍施設に移転

 自衛隊とアメリカ軍の連携を強化するため、陸上自衛隊の専門機能部隊などを指揮する司令部が26日、神奈川県のアメリカ軍キャンプ座間に移転した。

 テロ対策など有事の際に迅速に対処するために編成された陸上自衛隊の中央即応集団は、これまで東京都と埼玉県にまたがる朝霞駐屯地に所属していた。しかし、在日アメリカ軍との情報交換や共同訓練の充実など、日米の防衛協力を強化することを狙いに、司令部を在日アメリカ陸軍司令部があるキャンプ座間に移転した。

 小野寺防衛相「アメリカ側とさらに綿密に協議しながら、様々な作戦行動を含めた訓練を含めて行う態勢ができる」

 防衛省・自衛隊は日米の司令部が同じ敷地内に入ることについて、国内外に日米同盟の強化を示し、抑止力向上をはかる戦略的メッセージとなるとしている。