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脱法ハーブ取り締まり強化 包括指定を導入

2013年3月22日 15:47
脱法ハーブ取り締まり強化 包括指定を導入

 厚労省は幻覚や興奮などをもたらす「脱法ハーブ」の取り締まりを強化するため、成分の似た薬物をまとめて禁止する包括指定を導入し、22日から759種類の薬物について新たに製造・販売を禁止する。

 田村厚労相「包括で指定できるようになったほうが、グループでこれをたたけますので、今までよりかは取り締まり等々やりやすくなるのではないかと期待しています」

 厚労省が22日から新たに「指定薬物」として製造・販売を禁止するのは759種類の薬物で、これまでの92種類に追加される。

 厚労省は、流通している薬物で危険性が把握できたものを一つ一つ規制してきたが、業者は、規制されたものと成分がわずかに異なる薬物を「ハーブ」と称して売り、取り締まりとのいたちごっこになっていた。このため、成分が似た薬物をまとめて規制する包括指定を初めて導入したもので、今後も規制対象を増やす方針。