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日銀新総裁「量的・質的に緩和を進める」

2013年3月22日 0:38
日銀新総裁「量的・質的に緩和を進める」

 新しく日銀の総裁に就任した黒田東彦氏と2人の副総裁が21日、日銀で就任会見を開き、黒田総裁は「量的・質的に緩和を進める」と大胆な金融緩和を行う意思を示した。

 黒田総裁は会見で「2年程度で(2%の)物価安定目標が達成できれば、非常に好ましいと思っている。手段は量的、並びに質的な金融緩和を進めるということに尽きる」と述べ、最も重要なのは2%の物価目標の達成で、その実現に向けて購入する金融資産の量を増やすとともに、買い取りの対象についても拡大することを検討し、大胆な金融緩和を進める考えを示した。

 また、「達成できるまで可能な限りのあらゆる手段を講じていく決意」と強調した。目標の達成時期については「2年程度」との主張をあらためて維持し、岩田副総裁は「2年で達成できず、説明責任が果たせなければ辞任する」との考えを示した。