建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー賞」の今年の授賞者に、建築家・伊東豊雄さんが選ばれた。日本人の受賞は６人目。

　伊東さんは仙台市にある複合施設「せんだいメディアテーク」や東日本大震災の被災者交流施設「みんなの家」などの建築で知られている。

　プリツカー賞の審査委員会は伊東さんの受賞理由について、「優れた建築物を４０年以上にわたり創造し、その度に建築の可能性を広げることを追求した」と説明している。

　伊東さん「大変すばらしい賞なので、そんなに期待してない時に舞い込んできて感激しております」

　プリツカー賞は、優れた建築家の功績をたたえるため７９年に創設され、「建築界のノーベル賞」と称されている。これまでに安藤忠雄さんらが受賞し、日本人としては６人目の受賞者になる。

　授賞式は５月にアメリカ・ボストンで行われる。