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悪質運転厳罰化 法改正要綱を法相に答申

2013年3月16日 3:56

 悪質な運転に対する罰則の強化を議論していた法制審議会は、飲酒や薬物の影響による事故に対する新たな罪の創設を柱とした、法改正の要綱を谷垣法相に答申した。

 新たな罪は、現在の危険運転致死傷罪と、自動車運転過失致死傷罪との中間的な位置づけとなるもの。この罪は、飲酒や薬物などの影響で「正常な運転に支障が生じるおそれがある状態」で車を運転し、事故を起こした場合に適用され、刑の上限は懲役15年とされている。

 また、要綱には、無免許運転で事故を起こした場合に、刑が加算される規定も盛り込まれている。

 法務省は答申を受け、今の通常国会に法案を提出する方針。