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自民党県連代表者がTPP交渉参加に意見

2013年3月16日 22:10
自民党県連代表者がTPP交渉参加に意見

 安倍首相は16日、自民党の全国幹事長会議でTPP(=環太平洋経済連携協定)への交渉参加について、「私を信頼してほしい」などと理解を求めた。安倍首相の発言に対し、会議に出席した各都道府県連の代表者からは意見や要望などが出た。

 安倍首相「これから(TPP交渉に)参加をして、交渉がスタートするのでありますが、国益を守っていくのは当然のことであります。『あの時、参加した判断は間違っていなかった』多くの方々にそう思っていただけるような交渉を展開してまいります。どうか私を信頼していただきたい」

 北海道連・岩本幹事長「北海道としては(交渉参加表明に)反対の立場をとらざるを得ないと申し上げた」

 沖縄県連・照屋幹事長「日本の国益を守っていくことを党本部と政府に強くお願いして、政府は交渉力で国民が懸念している不安を払しょくしてもらいたい」

 ただ、出席者によると、明確に反対意見を述べたのは北海道連だけだったという。

 こうした意見に対し、石破幹事長は「日本の農業をどうするのかという基本的な議論をしなければならない」と答えた。