安倍首相は１６日、自民党の全国幹事長会議で挨拶し、各都道府県連の代表者らに対し、ＴＰＰ（＝環太平洋経済連携協定）への交渉参加に理解を求めた。

　安倍首相「これから（ＴＰＰ交渉に）参加して交渉がスタートするのでありますが、国益を守っていくのは当然のことであります。『あの時、参加した判断は間違っていなかった』多くの方々にそう思っていただけるような交渉を展開してまいります。どうか私を信頼していただきたい」

　安倍首相はまた、夏の参議院選挙について「自民党が勝利を収めることで、誇りある日本を取り戻すことができる。負けるわけにはいかない」と述べた。

　この会議に先立ち、自民党・石破幹事長は、ＴＰＰ交渉参加をめぐり、農林水産分野の重要５品目などを関税撤廃から除外するよう自民党が決議したことについて、参議院選挙の公約に盛り込む考えを示した。