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B787 最短数週間で運航再開の見通し

2013年3月15日 15:45
B787 最短数週間で運航再開の見通し

 バッテリーから出火するなどトラブルが相次いだ「ボーイング787」について、ボーイング社は15日、初めて運航再開に向けた対策を発表し、早ければ数週間で運航が再開できるとの見通しを明らかにした。

 ボーイング787をめぐっては、今週、ボーイング社が提出したバッテリーなどの改善案をアメリカ連邦航空局(FAA)が承認し、効果を検証するための試験飛行を認めている。

 15日に都内で会見したボーイング社は、青いバッテリーの箱を密閉された容器の中に入れ、酸素が入らないようにすることで、発火しても拡大を防ぐなどとする改善案を初めて発表した。検証はすでに始まっており、最短で数週間後には運航が再開できるとの見通しを明らかにしている。

 これに対し、国交省は、数週間後との期間にはとらわれず、厳正に審査するとしている。