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硫黄島で日米合同の戦没者追悼式

2013年3月14日 1:39
硫黄島で日米合同の戦没者追悼式

 太平洋戦争末期に旧日本軍がアメリカ軍と激戦を繰り広げた硫黄島で13日、日米合同の戦没者慰霊追悼顕彰式が行われた。

 1945年3月末、島を守る旧日本軍は1か月以上にわたる激闘の末、アメリカ軍に制圧された。この式典は、1995年から開催され、今年で14回目となる。日本から約130人、アメリカから約140人の遺族や政府関係者らが出席した。

 硫黄島協会・西泰徳会長「私たちは、あのような悲惨な戦いを二度と繰り返さぬよう、永く後世に正しく継いでいく義務と責任を果たすべく、ともに残る余生の全てをささげようではありませんか」

 式典の後、日本の遺族らは、兵士らが陣地や野戦病院として使った地下壕(ちかごう)や、摺鉢山の山頂にある慰霊塔などを巡り、日米合わせて2万8000人を超える戦没者を追悼した。