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火星は生命存在できる環境だった~NASA

2013年3月13日 14:18

 アメリカ航空宇宙局(=NASA)は12日、火星探査機が採取した岩石などを分析した結果、火星はかつて生命が存在できる環境にあったと発表した。

 NASAは12日のアメリカ・ワシントンでの会見で「私たちは、火星が生命の存在に十分適した環境だったことを発見した。水があったとしたら、それを飲むこともできたと思う」と述べた。

 無人の火星探査機・キュリオシティは、これまで火星の岩盤を掘って岩石などを採取し、NASAが探査機から送られた詳しいデータの分析を進めていた。この結果、岩石には硫黄や窒素や水素、酸素や炭素など、生命に必要な物質が含まれていることがわかったという。

 また、探査機が調べた周辺にはかつて川や池などの水が存在したとみられ、微生物が生存できる環境だったという。