関東地方は１３日、今年に入って最も強い風が吹いた。東京都心では、午後１時５分に最大瞬間風速２７．４メートルを記録し、関東地方だけで少なくとも１１人がケガをしている。

　東京・北区では、風で飛ばされた看板が通行中の男性（３０）を直撃し、男性は右手首を骨折するなどのケガをした。また、千葉市で女性（８１）が風にあおられて転倒した他、川崎市でも女性２人がケガをした。

　強風の影響は交通機関にも出ている。「ＪＲ東日本」によると、総武線、埼京線、常磐線などで一時、運転を見合わせていたが、夕方までにいずれも再開している。この他の路線でも運休や遅れが出ており、乗客約６万８４００人に影響が出たという。

　また、成田空港によると、午後６時現在、到着便のうち５０便が強風の影響で行き先を羽田空港などに変更し、出発便にも欠航が出ている。