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東日本大震災から2年、宮城の被災地で追悼

2013年3月11日 10:26
東日本大震災から2年、宮城の被災地で追悼

 東日本大震災から11日で2年となった。宮城県内の被災地では、早朝から犠牲者の追悼に訪れる人の姿が見られた。

 仙台市荒浜地区では11日朝早くから、海岸沿いに建てられた「慰霊の塔」を訪れ、犠牲者に祈りをささげる人たちの姿が見られた。

 訪れた女性「元々、地元が荒浜だったので。震災から2年がたって、身内を亡くしてしまったりしたもので、そういう気持ちを込めて今日は来ました」

 また、南三陸町の防災対策庁舎でも、朝から花を手向けに訪れる人が見られた。

 訪れた男性「町の中がですね、ようやく基礎が撤去され、片付きはしましたけど、復興はこれからだという気がします」

 警察庁によると、8日現在、東日本大震災による宮城県内の死者は9535人、行方がわからない人は1302人となっている。

 11日は各地で追悼式典などが行われ、地震が発生した午後2時46分に合わせて黙とうがささげられる。