×

潜航中に充電!最新潜水艦「ずいりゅう」

2013年3月6日 21:33
潜航中に充電!最新潜水艦「ずいりゅう」

 神戸市兵庫区の三菱重工業神戸造船所で6日、海上自衛隊の潜水艦「ずいりゅう」(全長約85メートル、幅約10メートル、基準排水量2950トン、乗員数約65名)の引き渡し式が行われた。

 「美しくみずみずしい龍」という意味で命名されたずいりゅう。

 日本の潜水艦は潜行中、充電された電気で運航する。

 ずいりゅうを含むそうりゅう型の潜水艦は、ディーゼル発電機に加えスターリングエンジンで駆動する発電機を搭載。

 スターリングエンジンは、爆発燃焼によってピストンを動かす内燃機関ではなく、連続燃焼している熱源でシリンダ内の作動ガスを外側から加熱して膨張させ、冷却器で冷却して収縮させピストンを作動する極めて静かなエンジン。

 艦内のタンクに貯蔵した燃料と酸素で燃焼させて、排気は水中に放出するため、浮上やスノーケルを海面上に出す必要がなく潜航したまま充電が出来る。

 ずいりゅうは海上自衛隊で稼働する潜水艦の16隻目となり、横須賀基地(神奈川県横須賀市)に配備され、警戒監視などにあたる。

 建造費は約510億円!!(搭載する武器なども含む)