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人質事件“指揮”の司令官が死亡~チャド軍

2013年3月3日 14:03

 チャド軍は2日、アルジェリアの天然ガス施設で起きた人質事件を指揮していたとされるベルモフタル司令官が戦闘で死亡したと発表した。

 ベルモフタル司令官は今年1月、アルジェリアの天然ガス施設が武装グループに襲撃され、日本人10人らが殺害された人質事件で武装グループを指揮していたとみられている。

 チャド軍は、アルジェリアの隣国・マリでの軍事作戦に参加していたが、2日、国営放送を通じ、「マリ北部にある武装勢力の拠点を破壊した際、ベルモフタル司令官を含む数人のテロリストが死亡した」とする声明を発表した。

 フランスなどが軍事介入しているマリは、ベルモフタル司令官の潜伏先とみられ、各国の部隊が行方を追っていた。

 一方、AP通信は、フランス軍はこの情報を確認していないと伝えている。