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北海道などで大荒れの天気 大雪に警戒を

2013年3月3日 1:41
北海道などで大荒れの天気 大雪に警戒を

 発達した低気圧の影響で、北海道や東北などでは2日、大荒れの天気となり、猛吹雪となっているところもある。気象庁は、大雪や猛吹雪などに厳重な警戒を呼びかけている。

 北海道は2日、各地で強風に見舞われ、最大瞬間風速は、えりも岬で37.4メートル、稚内で3月として過去最大の34.1メートルを観測した他、上標津で34.0メートルを記録した。

 この強い風と雪の影響で、新千歳空港では、2日夜までに発着便157便が欠航となった。また、JRも函館線と千歳線など12路線で運休が258本に上った。国道でも吹雪などによる通行止めが相次ぎ、北海道開発局は災害対策本部を設置した。

 北海道・北見市では、2日夜になって道路の通行止めなどで帰宅が困難になった人が市の端野総合支所に身を寄せるなど、市内全体で約200人が施設に一時的に避難している。

 北海道では、沿岸部を中心に15メートル以上の風が吹いており、明け方にかけて大荒れの状態が続く見込み。3日明け方までに予想される最大瞬間風速は、陸上で35メートル、海上では40メートルから45メートルとなっている。また、3日夕方までの予想降雪量は、オホーツク海側で70センチ、日本海側で40センチ、太平洋側は30センチとなっている。