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日本海側で猛吹雪 北海道で交通機関に乱れ

2013年3月2日 19:16
日本海側で猛吹雪 北海道で交通機関に乱れ

 低気圧が急速に発達した影響で、北日本では2日、非常に強い風が吹き、日本海側を中心に猛吹雪になっている。北海道では、新千歳空港を発着する120便が欠航した他、列車が立ち往生するなど、交通機関に大きな乱れが出ている。

 急速に発達した低気圧の影響で、北海道は各地で強い風が吹き荒れた。最大瞬間風速は2日午後5時現在、えりも岬で37.4メートル、稚内で34.1メートル、奥尻空港で32.9メートルを観測し、稚内では3月としては過去最大の強風となった。稚内市内では、暴風のため、店舗のシャッターが壊れるなどの被害が出た。

 交通機関にも影響が出ている。JRでは2日午後5時現在、宗谷線や津軽海峡線など8路線で、特急や普通列車の計88本が運休となった。また、新千歳空港では2日午後4時現在、発着便計120便が欠航となっている。

 道路では、オホーツクの紋別市で車3台以上が絡む玉突き事故が起きた他、2日午後4時現在、猛吹雪で国道11路線・23区間が通行止めになっている。

 さらに、札幌市内では住宅のトタン屋根が飛ばされる被害があった。

 強風や雪は2日夜までがピークだが、気象台は、3日明け方にかけて、猛吹雪や高波などへの厳重な警戒を呼びかけている。