福島第一原発事故で、全町民が避難している福島・双葉町で、前町長が辞職したことに伴う町長選挙が２８日に告示され、これまでに２人が立候補の届け出をしている。

　２８日午前１１時現在、立候補したのは届け出順に新人で前町議会議員・伊沢史朗候補（５４）、同じく新人で元町議会議員・尾形彰宏候補（５５）の２人。

　双葉町長選挙は前町長が議会と対立して辞職したことに伴うもので、住民の生活再建や中間貯蔵施設の是非などが争点となっている。この他に新人２人が立候補を予定し、４人の戦いになるとみられている。投開票は３月１０日。

　また、辞職から一転、立候補を予定していた前町長・井戸川克隆さんは２８日午前、体調不良を理由に取りやめた。