札幌のカブトデコムが解散 拓銀破綻の一因
バブルの象徴といわれ、北海道拓殖銀行の破綻の一因ともなった札幌市の建設会社「カブトデコム」が28日、臨時の株主総会を開き、会社の解散を決めた。
札幌市内のホテルで開かれた臨時株主総会には、約20人の個人株主らが出席し、会社の解散を決めた。
カブトデコムは71年に設立され、バブル時代に高級リゾートホテルを建設するなど、最盛期は1000億円を超える売り上げを記録していた。しかし、バブル崩壊後の売り上げの悪化に加え、支援を受けていた北海道拓殖銀行が破綻し、負債は約5100億円に膨らんでいた。
今後は特別清算を申請する予定で、北海道内で過去3番目の大型倒産になるという。