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日経平均大幅高 1万1500円台を回復

2013年2月28日 16:21
日経平均大幅高 1万1500円台を回復

 28日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比305円39銭高い1万1559円36銭と、大きく値を上げて取引を終えた。月間ベースでは7か月連続の上昇で、小泉政権時の05年5月から06年1月の9か月連続上昇以来となる。

 アメリカで金融緩和策が維持されるとの見通しが強まったことなどを受け、前日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価が大きく上昇、5年4か月ぶりの高値水準で取引を終えた。この流れを引き継ぎ、28日朝の東京株式市場でも幅広い銘柄に買い注文が先行し、ほぼ全面高の展開となった。イタリアの国債入札が順調だったことから、ヨーロッパ信用不安の懸念がやや後退したことも株を買い進める安心感につながった。また、外国為替市場では円相場がドルに対し92円台半ばまで円安が進み、輸出関連株などの追い風となった他、月末特有の買い需要に対する期待感なども相場を押し上げた。

 東証1部の売買代金は概算で2兆1169億円、売買高は概算で32億9163万株。