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橋下氏とのあつれき、維新幹部が“火消し”

2013年2月28日 20:36
橋下氏とのあつれき、維新幹部が“火消し”

 日本維新の会の橋下共同代表と国会議員団のあつれきが表面化した問題で、国会議員団・中田政調会長代理は記者団に対し、「闊達(かったつ)に議論しているのが現状」だと説明するなど、火消しに努めている。

 橋下氏は「次の日銀総裁は民間人から選ぶべきだ」として、学習院大学・岩田規久男教授を推しているが、日本維新の会の国会議員団では賛同する声が少ないのが現状となっている。国会議員団の中には「橋下氏には口を出さないでほしい」という声があるとの報道があったため、27日に橋下氏は「以降、維新の会には関わりません」などと反論するメールを一部の所属議員に送った。

 橋下氏は28日朝、「代表が口出すことじゃないとか、国会のことは国会に任せるんだから意見も言うべきじゃないということになったら、どうぞお好きにやってくださいというふうになってしまいますよね」「口出すなって言うなら関わらないです」「そんなことまで言われて代表のポジションにしがみつくような人生哲学持ってませんからね」と述べる一方、最終的には「国会議員団の判断に委ねる」としている。

 一方、国会議員団・中田政調会長代理は記者団に対し、「闊達に議論しているのが現状だ」と説明した他、小沢国対委員長は「議論は大いに結構です」というメールが橋下氏から28日に届いたことを明かすなど、火消しに努めている。