×

NYダウ “住宅好調”で115ドル高

2013年2月27日 8:10

 26日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は住宅市場の好調さを示す指標が発表されたことなどを受け、110ドル以上大きく値を上げて取引を終えた。

 この日は、アメリカ商務省が先月の新築住宅の販売件数を発表したが、43万7000戸と前の月より15%余り増えたことがわかった。これは市場の予想を大きく上回るもので、住宅関連の株を中心に買いが進んだ。また、混乱するイタリア政局への懸念について市場関係者は、「イタリアは去年問題となったギリシャほど財政状況が厳しいわけではなく、アメリカでは冷静な見方も増えてきている」と話すなど、いったん、落ち着きを取り戻した格好。

 さらに、アメリカの中央銀行に当たるFRB(=連邦準備制度理事会)・バーナンキ議長が議会で、現在の金融緩和策を維持する姿勢を示したことも買いの材料になった。

 こうしたことから、ダウ平均株価は前日比115ドル96セント高い1万3900ドル13セントで取引を終えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は13.40ポイント高い3129.65で取引を終えている。