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安倍首相、TPP交渉参加で党内調整に自信

2013年2月27日 16:39
安倍首相、TPP交渉参加で党内調整に自信

 参議院予算委員会で27日午後、外交問題に関する集中審議が行われた。民主党・福山哲郎議員は、TPP(=環太平洋経済連携協定)の交渉参加問題について、自民党内に反対意見が根強い中で、党内をまとめられるかどうか、安倍首相にただした。

 福山議員「自民党は多くが反対している。例えば『TPP参加の即時撤回を求める会』には240人の会員がいらっしゃいます。北海道のJAや有権者は、自民党はどう見てもTPPは反対だと思います。TPPだましうちです。この人たちも含めて首相一任すると党が決められたんですか?」

 安倍首相「自民党の総裁が決めたことは最終的に、それは自民党はみんなが後で従っていく、それはみんなのみ込んだ上で次の選挙に臨むんです。それが自民党です」

 安倍首相はまた、「日米首脳会談でも、『聖域なき関税撤廃を前提条件とする以上、交渉には参加しないと確信した』と有権者に説明すると確認を取っている」と述べ、党内をまとめることに自信を見せた。

 一方、交渉参加を表明する時期については、「党内でもさまざまな議論がある。農業団体にもいろいろな意見がある。まずは意見をうかがった上で、日本に対する影響をよく精査した上で判断したい」と述べるにとどまった。