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NYダウ、216ドル安 伊総選挙を懸念

2013年2月26日 8:24

 25日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は200ドル以上、大幅に値下がりして取引を終えた。

 ダウ平均株価は25日朝方は日本などの株高を受けて値を上げる場面がみられた。しかし、イタリアの総選挙について政局の不透明感を懸念する報道が急激な売りの材料になった。ヨーロッパの信用不安が再燃する可能性があるとの懸念につながったもの。この結果、先週末比216ドル40セントと大幅に値を下げ、1万3784ドル17セントで取引を終えた。

 一方、外国為替市場では25日早朝は1ドル=94円77銭をつけていたが、イタリアの総選挙をめぐって一時、1ドル=90円85銭まで一気に4円近く円高が進む場面もあった。市場関係者は「これだけの大幅な動きにとても驚いている」と話している。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は、先週末比45.57ポイント低い3116.25で取引を終えている。