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日光で震度5強 東日本大震災が誘発か

2013年2月25日 20:31
日光で震度5強 東日本大震災が誘発か

 25日午後4時半頃、栃木・日光市で震度5強を観測した地震について、気象庁は、東日本大震災の地殻変動によって誘発された地震である可能性が高いと発表した。

 気象庁によると、今回、震源地となったエリアでは東日本大震災以降、地震活動が活発化しており、今回の地震も、東日本大震災により誘発された可能性が高いという。栃木県北部では東日本大震災以降、震度3の地震が観測されていたが、今回の震度5強は最大規模で、今後1週間程度は最大震度4程度の余震に注意が必要だという。

 また、震源地付近の栃木県、福島県、群馬県、新潟県の県境では雪が多く積もっているため、余震などの影響による雪崩や落雪に注意するよう呼びかけている。

 東日本大震災では、東北地方から中部地方にかけて大規模な地殻変動が発生したため、これまで地震活動が活発でなかった所でも地震が発生している。気象庁によると、震災翌日に長野県で起きた震度6強の地震と、4日後に富士山直下で起きた震度6強の地震も、東日本大震災で誘発されて起きた地震としている。