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保育所不足で異議申し立て 東京・杉並区

2013年2月22日 15:11
保育所不足で異議申し立て 東京・杉並区

 東京・杉並区は保育所不足で、来年度、希望者の約3分の2にあたる約1800人が認可保育所に子供を預けられない事態となっている。子供が入園できなかった母親たちが22日、杉並区に対して異議申し立てを行った。

 待機児童ゼロを訴える母親「路頭に迷うような子供や、路頭に迷うような親がいなくなればいい」

 杉並区の認可保育所では、来年度の募集定員の約3倍の約3000人の応募があり、1次選考の時点で約1800人が入園することができなかった。この母親たちのうち56人が22日、杉並区に対し、入園できないとした決定の取り消しを求める異議申立書を提出した。今後も追加で異議申し立てを行うという。

 一方、杉並区・田中良区長はこの問題を受けて22日朝に会見を開き、緊急で200人規模の定員増を決定したことを発表し、「働く母親たちの思いを受け止め、今後も精いっぱいやっていきたい」と話した。