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訪露の森元首相、記念碑に献花

2013年2月21日 21:54
訪露の森元首相、記念碑に献花

 首相特使としてロシアを訪問中の森元首相は日本時間21日午後、モスクワにある記念碑に献花し、同日夜のプーチン大統領との会談を前に意欲を語った。

 プーチン大統領は去年、「引き分け」という言葉を使って北方領土問題を決着させたい考えを示した。森氏は21日夜の会談で、この「引き分け」の真意を探り、年内に予定されている安倍首相のロシア訪問に向けた環境整備につとめたい考え。

 森氏「年内の公式首脳会談にうまく導いていけるように後押しができるようにしたい」「『引き分け』とは、双方にとって受け入れやすいものにしようということでしょう。それの『引き分け』というのは、どういうことかなと聞いてみたい」

 森氏はこれに先立ち、1906年から1911年まで帝政ロシアの首相を務めて、高い経済成長を実現し、極東開発に尽力したストルイピン氏の記念碑に献花した。記念碑は去年、除幕式が行われたばかりで、日本の政治家による献花は森氏が初めてだという。