目に見えにくい大気汚染物質「ＰＭ２．５」について、福岡市は１５日から、ホームページで環境基準を超えるおそれがあるかなどの予測を公開している。全国の自治体で初の試みとなる。

　福岡市・高島市長「午前６時の時点で（ＰＭ２．５が）３９マイクログラムを超えた日は、国の環境基準値を超えるおそれがあるということを市のホームページに掲載」

　福岡市は１５日から、ホームページでＰＭ２．５の濃度予測の情報を提供している。毎日午前７時に情報を更新、その日一日の平均値が国の環境基準値を超えるおそれがあるかなどを確認できる。また、外出するときにマスクをすることや、洗濯物を外に干さないことなど、環境基準を超えた場合の具体的な行動の目安も示されている。

　福岡市は今後、ＰＭ２．５の観測地点を増やして情報収集を進めるとともに、市民に注意を促すメールの配信もする方針。