×

無差別殺傷 容疑者の映像制作仲間が声明

2013年2月14日 21:59

 アメリカ領・グアム島の繁華街で12日、観光客らが襲われ、日本人3人の犠牲者が出た無差別殺傷事件で、殺人などの疑いで逮捕されたチャド・ライアン・デソト容疑者(21)と一緒に映像制作を行っていたグループが声明を出した。

 映像グループは交流サイト「フェイスブック」に声明を出し、「デソト容疑者は寛大、親切で、才能あふれる人でした」としながらも、「彼の行為は美しい島の印象を大きく傷つけた」と非難、犠牲者らに哀悼の意を示した。

 また、デソト容疑者の高校の同級生は「(デソト容疑者には)家族の悩みがあった。それで気持ちが沈んでいることがあった」と話した。

 一方、デソト容疑者を友人と共に取り押さえた人は、当時の状況について、「僕の友達があいつを押さえつけていた。(『どうしてこんなことするんだ』と聞いたら、デソト容疑者は)『They make me do it(彼らが僕にやらせたんだ)』と言った。友達は『誰だ、誰がやらせたんだ』と聞いていた」と証言した。

 事件を目撃した人によると、デソト容疑者は犯行時、異常に興奮した状態に見えたという。警察は今後、精神鑑定も行い、責任能力についても問う方針。