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薬のネット販売規制 賛成派と反対派が協議

2013年2月14日 20:36

 医薬品のインターネット販売規制は違法だとした最高裁判決を受けて、厚労省は14日、新しいルールを議論するための検討会の初会合を開いた。

 一般用医薬品のネット販売については、09年の薬事法改正を受けて、厚労省の省令で副作用のリスクが高い「1類」と「2類」について一律禁止としていたが、先月、最高裁が一律禁止は違法だとして、事実上、販売を認める判決を言い渡している。

 この判決を受け、14日に開かれた1回目の検討会では、法律の専門家らの他、医薬品のネット販売業者など規制の反対派と、薬害被害者団体などの賛成派が参加し、ネット販売に関する新しいルールについて議論が行われた。参加者からは「販売方法が違えば医薬品の副作用を防げたのかを検証すべき」などの意見が出された。

 厚労省は通常国会に薬事法改正案を提出する方針。